<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd"> | |
<!-- | |
Copyright (c) 2009, 2010, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | |
--> | |
<html> | |
<head> | |
<title>ビジュアルモバイルデザイナのカスタムコンポーネント: SMS コンポーザアプリケーションの作成 - NetBeans Java ME チュートリアル</title> | |
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" > | |
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="../../../netbeans.css"> | |
<meta name="author" content="Karol Harelzak"> | |
</head> | |
<BODY> | |
<a name="top"></a> | |
<H1>ビジュアルモバイルデザイナのカスタムコンポーネント: SMS コンポーザアプリケーションの作成 </H1> | |
<p>ビジュアルモバイルデザイナ (VMD) は NetBeans Mobility に含まれるグラフィカルインタフェースで、コンポーネントのドラッグ&ドロップを使用することでモバイルアプリケーションをデザインできます。VMD を使用すると、IDE に含まれるコンポーネントまたは独自にデザインしたコンポーネントを使用して、アプリケーションフローを定義し、GUI をデザインできます。VMD には、リスト、警告、フォーム、画像など、アプリケーションの作成に使用できる標準のユーザーインタフェース (UI) コンポーネントが多数含まれます。また、待機画面、スプラッシュ画面、表項目など、より複雑な機能を簡単に作成できるカスタムコンポーネントも含まれます。</p> | |
<P>SMS コンポーザは、ショートメッセージサービス (SMS) を使用してショートメッセージを送信するメカニズムとユーザーインタフェースを備えたカスタムコンポーネントです。 | |
このコンポーネントでは、<a href="http://jcp.org/en/jsr/detail?id=120">JSR-120</a> の Wireless Messaging API が使用されます。この API は MIDP 2.0 仕様の一部ではないので、このカスタムコンポーネントは、JSR-120 のサポートが組み込まれているデバイスだけに配備できます。</P> | |
<P>このチュートリアルでは、Wireless Messaging API (WMA) 対応デバイス用モバイルアプリケーションで SMS コンポーザコンポーネントを使用する方法を示します。このコンポーネントの基本機能と、ショートメッセージサービスを使用してメッセージを送信する方法を学びます。 </P> | |
<P>SMS コンポーザカスタムコンポーネントに加え、スプラッシュ画面と警告の 2 つの他の MIDP コンポーネントも使用する必要があります。 | |
</P> | |
<!--<p class="notes"><b>注:</b> NetBeans IDE 6.8 を使用している場合、<a href="../../68/javame/smscomposer.html">「SMS コンポーザアプリケーションの作成」(NetBeans IDE 6.8)</a> チュートリアルを参照してください。</p>--> | |
<p><b>目次</b></p> | |
<img src="../../../images_www/articles/69/netbeans-stamp-69-70-71.png" class="stamp" alt="このページの内容は NetBeans IDE 6.9 以降が対象です" title="このページの内容は NetBeans IDE 6.9 以降が対象です" > | |
<ul class="class"> | |
<li><a href="#sample-app">サンプルアプリケーションのインストールと実行</a></li> | |
<li><a href="#create-app">「SMS コンポーザ」コンポーネントを使用したアプリケーションの作成</a></li><div> | |
<ul> | |
<LI><A HREF="#create">SMSComposerExample プロジェクトの作成</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#add">プロジェクトへのパッケージとビジュアル MIDlet の追加</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#addcomponent">プロジェクトへのコンポーネントの追加</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#addcommands">プロジェクトへのコマンドの追加</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#connect">コンポーネントを接続してアプリケーションフローを作成する</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#insert">待機画面のタスクの変更</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#run">プロジェクトの実行</A> </LI> | |
</ul> | |
</div> | |
<li><a href="#javadoc-loginscreen">SMS コンポーザコンポーネントの Javadoc</a></li> | |
<li><a href="#see-also">関連項目</a></li> | |
</ul> | |
<p><b>このチュートリアルに従うには、次に示すソフトウェアとリソースが必要です。</b></p> | |
<table> | |
<tbody> | |
<tr> | |
<th class="tblheader" scope="col">ソフトウェアまたはリソース</th> | |
<th class="tblheader" scope="col">必須バージョン</th> | |
</tr> | |
<tr> | |
<td class="tbltd1"><a href="https://netbeans.org/downloads/index.html">NetBeans IDE と Java ME</a></td> | |
<td class="tbltd1">version 6.9 以降 </td> | |
</tr> | |
<tr> | |
<td class="tbltd1"><a href="http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html">Java Development Kit</a> (JDK)</td> | |
<td class="tbltd1">version 6 および version 7</td> | |
</tr> | |
</tbody> | |
</table> | |
<a name="sample-app"></a> | |
<H2>サンプルアプリケーションのインストールと実行</H2> | |
<P>始める前に、チュートリアルの最終結果を確認します。 </P> | |
<P>次の手順で <tt>SMSComposerExample</tt> アプリケーションをインストールします。</P> | |
<OL> | |
<LI><A HREF="https://netbeans.org/projects/samples/downloads/download/Samples/Mobile/SMSComposerExample.zip">SMSComposerExample.zip</A> をダウンロードします。</LI> | |
<LI>ファイルを展開します。 </LI> | |
<LI>IDE で、「<tt>ファイル</tt>」>「<tt>プロジェクトを開く</tt>」を選択し、<tt>SMSComposerExample</tt> プロジェクトの展開したファイルがあるフォルダを参照します。</LI> | |
<li>「プロジェクトを開く」をクリックします。<br> | |
「プロジェクト」ウィンドウは次のようになります。 | |
<p class="align-center"> <img src="../../../images_www/articles/71/mobility/smscomposer/sms-project.png" alt="SMS Composer example を開いた「プロジェクト」ウィンドウ" border=1></p> </LI> | |
<LI>「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトノードを右クリックし、「<tt>プロジェクトを実行</tt>」を選択します (または F6 キーを押す)。 <br> | |
アプリケーションが実行されると、エミュレータウィンドウが開き、デフォルトのデバイスエミュレータでアプリケーションが実行されるところが表示されます。 </LI> | |
<LI>「エミュレータ」ウィンドウで「起動」の下のボタンをクリックします。エミュレータにスプラッシュ画面コンポーネントが表示されてから、次に示す SMS コンポーザが表示されます。 | |
<p class="align-center"><img src="../../../images_www/articles/71/mobility/smscomposer/sms-emulator.png" alt="サンプルの SMS コンポーザアプリケーションが表示された WTK 2.5 エミュレータ" border=1></p> </LI> | |
</OL> | |
<UL> | |
<LI>電話番号やメッセージなどのオプション間を移動するには、カーソルを上下に移動します。 </LI> | |
<li>中央のボタンをクリックすると、選択されたテキストフィールドの編集が有効になります。</li> | |
<LI>メッセージを送信するには、「Send」の下のボタンをクリックします。 </LI> | |
<LI>アプリケーションを終了するには、「Exit」の下のボタンをクリックします。 </LI> | |
</UL> | |
<p class="align-center"><a href="#top">ページの先頭へ</a></p> | |
<a name="create-app"></a> | |
<H2 CLASS="western">「SMS コンポーザ」カスタムコンポーネントを使用したアプリケーションの作成 </H2> | |
<P>SMS コンポーザコンポーネントが実際に動作するところを確認できたので、最初に戻ってこのアプリケーションを作成します。アプリケーションを作成するには、次の手順を実行します。 </P> | |
<OL> | |
<LI><A HREF="#create">SMSComposerExample プロジェクトを作成する</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#add">プロジェクトにパッケージとビジュアル MIDlet を追加する</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#addcomponent">プロジェクトにコンポーネントを追加する</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#addcommands">プロジェクトにコマンドを追加する</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#connect">コンポーネントを接続してアプリケーションフローを作成する</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#insert">待機画面のタスクを変更する</A> </LI> | |
<LI><A HREF="#run">プロジェクトを実行する</A> </LI> | |
</OL> | |
<A NAME="create"></A> | |
<H3>SMSComposerExample プロジェクトの作成</H3> | |
<OL> | |
<LI>「<tt>ファイル</tt>」>「<tt>新規プロジェクト</tt>」(Ctrl-Shift-N) を選択します。「カテゴリ」で「JavaME」を選択します。「プロジェクト」で「モバイルアプリケーション」を選択して、「次へ」をクリックします。 </LI> | |
<LI>「プロジェクト名」フィールドに <CODE>SMSComposerExample</CODE> と入力します。「プロジェクトの場所」をシステム上の任意のディレクトリに変更します。以降、この例では、このディレクトリを <code>$PROJECTHOME</code> とします。 </LI> | |
<LI>「Hello MIDlet を作成」チェックボックスの選択を解除します。「次へ」をクリックします。 </LI> | |
<LI>「エミュレータプラットフォーム」は、「Sun Java Wireless Toolkit」を選択したままにしておきます。「次へ」をクリックします。 </LI> | |
<LI>「完了」をクリックします。 </LI> | |
<p class="notes"><b>注:</b> このプロジェクトフォルダには、ソースおよび、プロジェクトの Ant スクリプトなどのプロジェクトメタデータのすべてが含まれます。 </p> | |
</OL> | |
<A NAME="add"></A> | |
<H3>プロジェクトへのパッケージとビジュアル MIDlet の追加</H3> | |
<OL> | |
<LI>「プロジェクト」ウィンドウで <CODE>SMSComposerExample</CODE> プロジェクトを選択し、「<tt>ファイル</tt>」>「<tt>新規ファイル</tt>」(Ctrl-N) を選択します。「カテゴリ」から「Java」を選択します。「ファイルの種類」として「Java パッケージ」を選択します。「次へ」をクリックします。 </LI> | |
<LI>「パッケージ名」フィールドに <CODE>smscomposerexample</CODE> と入力します。「完了」をクリックします。 </LI> | |
<LI>「プロジェクト」ウィンドウで <CODE>smscomposerexample</CODE> パッケージを選択し、「<tt>ファイル</tt>」>「<tt>新規ファイル</tt>」(Ctrl-N) を選択します。「カテゴリ」にある「MIDP」を選択します。「ファイルの種類」として「ビジュアル MIDIlet」を選択します。「次へ」をクリックします。 </LI> | |
<LI>「MIDlet 名」フィールドと「MIDP クラス名」フィールドに <CODE>SMSComposerExample</CODE> と入力します。「完了」をクリックします。<br> | |
アプリケーションはビジュアルモバイルデザイナの「フローデザイン」ウィンドウに表示されます。 </LI> | |
<p class="align-center"> <img src="../../../images_www/articles/71/mobility/smscomposer/sms-midlet.png" alt="ビジュアルモバイルデザイナでの SMSComposerExample" border=1></p> | |
</OL> | |
<H3><A NAME="addcomponent"></A>プロジェクトへのコンポーネントの追加</H3> | |
<OL> | |
<LI>フローデザイナウィンドウで、コンポーネントパレットから次のコンポーネントをドラッグ&ドロップします。</LI> | |
<UL> | |
<LI>スプラッシュ画面</LI> | |
<LI>SMS コンポーザ</LI> | |
<LI>待機画面</LI> | |
<LI>警告 (x2)</LI> | |
</UL> | |
<LI>splashScreen をクリックし、「プロパティー」ウィンドウで「テキスト」プロパティーの値を「<tt>null</tt>」から「<tt>SMS Composer Example</tt>」に変更して、Enter を押します。</LI> | |
<LI>alert をクリックし、「プロパティー」ウィンドウで、「タイトル」プロパティーの値を「<tt>alert</tt>」から「<tt>alertSent</tt>」に変更し、同様に、alert1 の「タイトル」プロパティーを「<tt>alert1</tt>」から「<tt>alertError</tt>」に変更します。 </LI> | |
<LI> | |
alert をクリックし、「プロパティー」ウィンドウで、「文字列」プロパティーの値を「<tt>Message Sent</tt>」に変更し、同様に、alertError コンポーネントの「文字列」プロパティーの値を「<tt>Error</tt>」に変更します。</LI> | |
<LI>smsComposer をクリックし、「プロパティー」ウィンドウで、「SMS Properties」カテゴリの「自動的に送信」プロパティーをオフにします。 </LI> | |
</OL> | |
<H3><A NAME="addcommands"></A>プロジェクトへのコマンドの追加</H3> | |
<OL> | |
<LI>フローデザイナを開きます。</LI> | |
<LI>コンポーネントパレットの「コマンド」セクションで終了コマンドを選択します。これをフローデザイナの smsComposer コンポーネントにドラッグ&ドロップします。</LI> | |
</OL> | |
<A NAME="connect"></A> | |
<H3>コンポーネントを接続してアプリケーションフローを作成する</H3> | |
<p>フローデザイナで、モバイルデバイスの「起動」をクリックし、splashScreen コンポーネントまでドラッグします。同様に、次の図に示すようにコンポーネントを接続します。</p> | |
<p class="align-center"> <img src="../../../images_www/articles/71/mobility/smscomposer/sms-flow.png" alt="フローデザイナでコンポーネントをコマンドの線で接続したところ" border=1></p> | |
<A NAME="insert"></A> | |
<H3>待機画面のタスクの変更</H3> | |
<p>ナビゲータのリソースカテゴリで、<tt>task</tt> コンポーネントを見つけて右クリックし、ポップアップメニューから「ソースへ移動」を選択します。ソースウィンドウで、<code>// write task-execution user code here"</code> というセクションを探し、<code>smsComposer.sendSMS();</code> に置き換えます。 </p> | |
<A NAME="run"></A> | |
<H3>プロジェクトの実行</H3> | |
<p>F6 キーを押して主プロジェクトを実行します。あるいは、「<tt>実行</tt>」>「<tt>主プロジェクトを実行</tt>」を選択してもかまいません。</p> | |
<p class="align-center"><a href="#top">ページの先頭へ</a></p> | |
<a name="javadoc-loginscreen"></a> | |
<H2>SMS コンポーザコンポーネントの Javadoc</H2> | |
<P>NetBeans IDE には、<tt>SMSComposer</tt> コンポーネントや、VMD で使用できるその他のコンポーネントに関する API Javadoc が用意されています。<tt>SMSComposer</tt> コンポーネントの Javadoc を表示するには: | |
</P> | |
<OL> | |
<li>ソースコードの <tt>SMSComposer</tt> コンポーネントにカーソルを合わせ、Ctr-Shift- スペースキーを押します (または「<tt>ソース</tt>」>「<tt>ドキュメントを表示</tt>」を選択します)。<br> | |
この要素の Javadoc がポップアップウィンドウに表示されます。 </li> | |
<li>ポップアップウィンドウで「外部 Web ブラウザにドキュメントを表示」アイコン (<img src="../../../images_www/articles/71/mobility/smscomposer/show-doc-button.png" alt="「外部 Web ブラウザにドキュメントを表示」">) をクリックすると、<tt>SMSComposer</tt> コンポーネントについての詳細な情報がブラウザに表示されます。</li> | |
</OL> | |
<p class="align-center"><a href="#top">ページの先頭へ</a></p> | |
<div class="feedback-box"><a href="/about/contact_form.html?to=6&subject=NetBeans%20Java%20ME%20Custom%20Component:%20SMS%20Composer">ご意見をお寄せください</a></div> | |
<br style="clear:both;" > | |
<a name="see-also"></a> | |
<H2>関連項目</H2> | |
<UL> | |
<li><a href="filebrowser.html">ビジュアルモバイルデザイナのカスタムコンポーネント: モバイルデバイスのファイルブラウザの作成</a></li> | |
<li><a href="loginscreen.html">ビジュアルモバイルデザイナのカスタムコンポーネント: モバイルログイン画面の作成</a></li> | |
<li><a href="pimbrowser.html">ビジュアルモバイルデザイナのカスタムコンポーネント: PIM (Personal Information Manager) アプリケーションの作成</a></li> | |
<li><a href="splashscreen.html">ビジュアルモバイルデザイナのカスタムコンポーネント: Java ME アプリケーションでのスプラッシュ画面の使用</a></li> | |
<li><a href="waitscreen.html">ビジュアルモバイルデザイナのカスタムコンポーネント: モバイルアプリケーション用の待機画面の作成</a></li> | |
<li><a href="tableitem.html">ビジュアルモバイルデザイナのカスタムコンポーネント: Java ME アプリケーションでの表項目の使用</a></li> | |
<li><a href="http://wiki.netbeans.org/VisualMobileDesignerPalatteReference">参照: ビジュアルモバイルデザイナのパレットのガイド</a></li> | |
</UL> | |
<p class="align-center"><a href="#top">ページの先頭へ</a></p> | |
</BODY> | |
</HTML> |