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= NetBeans IDEでのチーム・サーバーの操作
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:description: NetBeans IDEでのチーム・サーバーの操作 - Apache NetBeans
:keywords: Apache NetBeans, Tutorials, NetBeans IDEでのチーム・サーバーの操作
チーム・サーバーは、開発者がプロジェクトでコラボレーションするためのインフラストラクチャを提供することで、生産性を高めることができるように設計された各種サービスを提供します。チーム・サーバーを操作するには、NetBeans更新センターからTeam Serverプラグインをインストールします。プラグインによって、link:https://java.net[+java.net+]チーム・サーバーのインスタンスが自動的に登録されます。IDEにチーム・サーバーを登録したら、ホストするプロジェクトで、チーム・サーバーによって提供されるサービスを利用できます。
== チーム・サーバーとは
image::images/netbeans-stamp-80-74-73.png[title="このページの内容は、NetBeans IDE 7.2、7.3、7.4および8.0に適用されます"]
チーム・サーバーは、Kenaiインフラストラクチャを使用して、プロジェクトのホストとコラボレーション・ツールおよびサービスを提供する任意のオンライン・サイトにすることができます。チーム・サーバーでホストされる各プロジェクトは、プロジェクトに関する説明と詳細を提供するプロジェクト・ページに表示されます。プロジェクト・ページでは、プロジェクト所有者がプロジェクトに関連付けられたサービスを有効または無効にすることもできます。
チーム・サーバーでホストされるプロジェクトに対して、IDEは次のサービスの統合サポートを提供します。
=== バージョン管理システム
ソース・コード管理ツールは、開発者のグループが同じコード・ベースで作業する場合に重要です。IDEでは、バージョン管理システムの統合サポートを提供し、開発者がリポジトリでソース・コードのリビジョンを管理できます。NetBeans IDEでは、チーム・サーバーでホストされるMercurialおよびSubversionリポジトリの操作をサポートしています。IDEではホストされるプロジェクトのローカル・リポジトリを自動的に作成できます。
=== 問題トラック
問題トラック・システムを使用すると、開発者およびユーザーは、プロジェクトに関連する問題の報告とトラックができます。また、プロジェクトに参加しているメンバーに、有益なフィード・バック機構が提供されます。問題トラック・システムの統合により、開発者は、IDE内でプロジェクトの問題の検索、表示、および解決を行うことができます。NetBeans IDEBugzillaおよびJIRA問題トラッカの統合サポートを提供します。
=== インスタント・メッセージと通知
チーム・サーバー上のプロジェクトでチャット・ルームが有効にされている場合、プロジェクト・メンバーは、プロジェクトのチャット・ルームに参加して、互いにプライベート・チャットをすることができます。チャットを使用すると、メンバーはIDE内でメッセージやリンクを交換できます。IDEでは、たとえば、プロジェクトの変更があった場合やリポジトリの変更があった場合に通知するメッセージを受信して表示できます。
NOTE: インスタント・メッセージと通知のXMPP サービスは、java.netでは現在使用できません。
== チーム・サーバーを使用する理由
プロジェクトでコラボレーションしている開発者には、開発者が相互に接続してチームで共同作業を行うのに役立つ、ツールのセットとインフラストラクチャが必要です。チーム・メンバーは、ソースの共有のみでなく、情報の共有とメンバー同士でのやり取りができることも必要です。情報を共有する方法は、共有する必要のある情報のタイプによって異なります。チーム・メンバーの全員が同じツールを使用するとは限りませんが、インフラストラクチャとツールが統合されると、メンバーどうしのやり取りを簡素化できます。一部のメンバーは開発者ですが、ユーザー・インタフェースの設計、品質のテスト、ドキュメントの作成、ビルド・サイクルの管理などを担当するメンバーもいて、それぞれの要件とプリファレンスが異なる場合があります。チーム・サーバーは、プロジェクトの拡大にあわせて拡張可能な、スケーラブルで柔軟な開発プラットフォームを提供します。
プロジェクトの開発方法は、時間の経過とともに変化することがあります。あるケースでは、特にプロジェクトを一から始める場合、コーディングを開始する前にプロジェクト・インフラストラクチャを設定することがあります。他のケースでは、プロジェクトがすでに開始されていて、コードがいくつか記述されているが、プロジェクトが拡大したため、プロジェクトに追加のユーザーが必要になる場合もあります。チームの大きさが変わると、プロジェクトの詳細を収集したりやり取りしたりする必要があります。問題トラッカやwikiページなどのツールは、このタイプの情報を収集するのに便利です。
== チーム・サーバーの登録
IDEでチーム・サーバー・サービスを利用するには、Team Serverプラグインをインストールして、チーム・サーバーをIDEに登録する必要があります。デフォルトで、Team Serverプラグインをインストールすると、java.netチーム・サーバー・インスタンスが登録されます。チーム・サーバーの新しいインスタンスを登録するには、次の手順を実行します。
1. 「ウィンドウ」>「プラグイン」を選択し、プラグイン・マネージャを開きます。
2. プラグイン・マネージャで「使用可能なプラグイン」を選択して、Team Serverプラグインを選択します。
image::images/team-plugin.png[title="プラグイン・マネージャで選択されたTeam Serverプラグイン"]
[start=3]
. プラグイン・マネージャの「インストール」をクリックして、プラグインのインストール処理を進めます。
Team Serverプラグインがインストールされたら、新しいチーム・サーバー・インスタンスを追加できます。プラグインによって、作成する、開く、または参加するチーム・プロジェクトの概要を表示するチーム・ダッシュボードも有効になります。
NOTE: Team Serverプラグインで必要な追加プラグインをインストールして、IDEを再起動する必要がある場合があります。
[start=4]
. メイン・メニューから「チーム」>チーム・サーバー>チーム・サーバーを追加を選択して、「新規チーム・サーバー」ダイアログ・ボックスを開きます。
. チーム・サーバーの名前とURLを入力します。「追加」をクリックします。
image::images/add-team-server.png[title="「チーム・サーバーを追加」ダイアログ"]
NOTE: IDEは、追加しようとしているチーム・サーバーが、Kenaiインフラストラクチャ上にビルドされた有効なチーム・サーバー・インスタンスであることを確認します。
「サービス」ウィンドウで、新規チーム・サーバーがTeam Serversノードの下に表示されています。プラグインをインストールするとデフォルトでjava.netチーム・サーバーが追加され、Team Serversノードの下にも表示されます。
image::images/services-window.png[title="「サービス」ウィンドウのTeam Serversノード"]
メイン・メニューから「チーム」>「チーム・サーバー」>「ログイン」を選択して、登録済の任意のチーム・サーバー・インスタンスにログインできます。または、「サービス」ウィンドウの「チーム・サーバー」ノードの下のサーバーの名前を右クリックして、「ログイン」を選択するか、チーム・ダッシュボードの「ログイン」をクリックします。
image::images/user-login.png[title="「チーム・サーバーを追加」ダイアログ"]
チーム・サーバーを登録してログインしたら、プロジェクトの概要についてチーム・ダッシュボードを開き、チーム・サーバーでホストされている他のプロジェクトを検索できます。チーム・サーバーにプロジェクトを作成するには、チーム・サーバーのアカウントが必要です。
NOTE:
* 現在、公開されているチーム・サーバーは*java.net*のみです。java.netチーム・サーバーは、Team Serverプラグインをインストールするとデフォルトで登録されます。他のチーム・サーバー・オプションの詳細と計画については、link:http://java.net[+java.netサイト+]を参照してください。
* java.netチーム・サーバーにログインするには、java.netでのアカウントが必要です。ただし、ログインせずに、java.netでホストされているプロジェクトの多くを取得し、開くことができます。
== チーム・サーバー・プロジェクトのソースの取得
java.netチーム・サーバーでホストされている多くのプロジェクトでは、プロジェクトを開き、ソースを取得するために、プロジェクト・メンバーであったり、ログインしたりする必要はありません。
1. メイン・メニューから「チーム」>「チーム・サーバー」>「ソースを取得」を選択して、チーム・サーバーからソースを取得ウィザードを開きます。
または、チーム・ダッシュボードでチーム・サーバー・プロジェクトを開き、チーム・ダッシュボードのプロジェクトの「ソース」ノードの下の「*取得*」をクリックします。
[start=2]
. チーム・サーバーからソースを取得ウィザードで、「参照」をクリックして、プロジェクト・リポジトリを指定します。
image::images/get-sources.png[title="「チーム・サーバーからソースを取得」ダイアログ"]
[start=3]
. 「チーム・プロジェクトを参照」ダイアログで、検索用語を入力し、「検索」をクリックします。
image::images/browse-projects.png[title="「チーム・プロジェクトを参照」ダイアログ"]
IDEによって、チーム・サーバー・インスタンスで、検索用語を含むプロジェクトが検索され、その結果がダイアログ・ボックスに表示されます。
[start=4]
. 一覧からプロジェクトを選択します。「OK」をクリックします。
. リポジトリ内の特定のフォルダを選択するには、「取得するフォルダ」ドロップダウン・リストの横の「参照」をクリックし、「リポジトリ・フォルダを参照」ダイアログでフォルダを選択します。
image::images/folder-to-get.png[title="「リポジトリ・フォルダを参照」ダイアログ"]
[start=6]
. ローカル・システム上のソースのローカル・リポジトリの場所を指定します。「チーム・サーバーから取得」をクリックします。
「チーム・サーバーから取得」をクリックすると、IDEによってローカル・リポジトリが作成され、プロジェクトのソースが取得されます。
チェックアウトが完了すると、チェックアウトしたNetBeansプロジェクトを開くように求められます。ダイアログの「プロジェクトを開く」をクリックして、IDEで開くプロジェクトを選択できます。チェックアウトされているプロジェクトを開かない場合は、「取消し」を選択します。
link:/about/contact_form.html?to=3&subject=Feedback:%20Working%20With%20a%20Team%20Server%20in%20NetBeans%20IDE[+このチュートリアルに関するご意見をお寄せください+]
== 関連項目
共同作業環境でのNetBeans IDEの使用方法の詳細は、次のリソースを参照してください。
* link:subversion.html[+Subversionのガイド・ツアー+]
* link:../../trails/tools.html[+外部ツールおよびサービスとの統合の学習+]
* _NetBeans IDEによるアプリケーションの開発_link:http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=nb8000&id=NBDAG348[+コラボレーション環境での作業+]